インプラント
インプラント(Implant)とは、人工歯根のことです。歯は顎の骨に植えつけられた状態となっています。歯根とは、目に見えない部分のところをいいます。インプラントは、虫歯や何らかの事故で歯を失ってしまった場合に、人工歯根を埋め込む治療のことなのです。
インプラントは入れ歯のような違和感がありません。見た目も自然で、欠損した歯の部分だけに埋め込むので、審美性にもすぐれています。また、インプラントによって、食物を噛むという動作が自然にできるのです。
歯がなくなった場合、両隣の歯がそれぞれ歯のない方向に動いてきます。また噛み合わせの反対の歯も出てくるようになります。これによって歯に隙間ができ、同時に咀嚼力も低下してきてしまいます。「噛む」という動作は非常に大きな力が必要なのですが、たった1本の歯が無くなっただけでも咀嚼力は大きく低下してしまいます。
インプラントの適用によって、固い食べ物も食べることができるようになり、見た目もよくなります。ただインプラントは骨に人工のものを埋め込む治療ですので、信頼できる歯科を選ぶことが大切です。
インプラント治療
インプラント治療は、何よりもインプラントを埋め込む骨がきちんとあるかどうかが重要です。骨の検査として、口元全体のレントゲン検査に始まり、必要ならばCT検査で骨の状態や骨内部の状態までを診査してから、インプラント治療がなされます。
インプラント治療にあたっては、大敵なのが歯周病です。歯周病は骨が吸収する病気なのです。日本人の多くが歯周病であるといわれますが、日々の歯磨きはもちろんのこと、歯科での定期検診も受けるように心がけましょう。
インプラント治療にとっての大敵がもう一つあります。それは喫煙です。喫煙することで血管が収縮し、口腔内の粘膜における血流が阻害されます。血流が阻害されることで、組織の免疫力が低下してしまいます。
「インプラント治療を受けたあとの治療が長引く」「歯周病が治りにくい」といったことになると、せっかくのインプラント治療も台無しになることがあります。できればタバコを吸うのをやめるのが望ましいです。